美術雑記帳

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北宋 南宋 中国 10世紀ー13世紀

北宋時代 范寛(ハンカン)
山水画4世紀ー5世紀完全に成立していた。

風景画の確立はヨーロッパよりも1000年も早かった。

ヨーロッパではアルブレヒト・デューラー1490年描いたイタリア旅行
をした水彩画が始めて。

謝赫(シャカク)南朝斉479~502古画品録の中で画の六法という画論を
確立している。

生命感、輪郭線の力強さに加えて色彩構成のことも触れている。
遠景に青、近景に緑

10世紀前後 唐末五代 荊浩(ケイコウ)が力強い筆線に加えて、にじみやぼかし
などの技法である

撥墨(ハツボク)自然現象を山水画の画面に取り入れ水墨画法が成立する。

北宋時代に入って李成(リセイ)により淡墨技法が確立する。

なぜ色彩が省かれたか人の手の及ばない撥墨という自然現象を取り入れた宇宙観に
到達し、それが十分な造形言語として機能した。

神の領域に触れていくような墨の存在を通してユートピア的なテーマがさらに絞りこまれて行く
ことにより、明確に神秘的なメッセージが強くなったことが理由です。

顔輝(ガンキ)
ドナルド・キーン[美的感動は瞬時に神を体験するコト]。

郭煕(カクキ)早春図 北宋
繰り返す生命感、三次元的広がり、そして壮大なイメージはまさに地球という形を
借りて宇宙そのものの創世を描いている、ユートピアを表出させることに成功

イマジネーションは時も空間も民族も何もかも超えて美を創造する。

李唐(1050頃)水墨著彩山水画 着色で多彩な表現をつくり出している。

南宋 梁楷(リョウカイ) 雪景山水図 余白の美
雪山を描き、木を描き、点景人物を配する。
余白の正体、それは言うまでもなく「宇宙」ではないでしょうか。
今、私たちがいるこの空間もまた宇宙だ。
余白とは空間であり時間である。
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by 1835-g-onv | 2011-06-28 14:50