美術雑記帳

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日本の芸術論 安田章生著

芭蕉笈の小文

風雅におけるもの造化にしたがひて四時を友とする。

造化とは水が流れたら流れた形そのものに美を見出そうと
する自然尊重の精神。
自然の現象を美としてすくい取る日本の美、最も優れたものだ。
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by 1835-g-onv | 2011-06-28 18:44

北宋 南宋 中国 10世紀ー13世紀

北宋時代 范寛(ハンカン)
山水画4世紀ー5世紀完全に成立していた。

風景画の確立はヨーロッパよりも1000年も早かった。

ヨーロッパではアルブレヒト・デューラー1490年描いたイタリア旅行
をした水彩画が始めて。

謝赫(シャカク)南朝斉479~502古画品録の中で画の六法という画論を
確立している。

生命感、輪郭線の力強さに加えて色彩構成のことも触れている。
遠景に青、近景に緑

10世紀前後 唐末五代 荊浩(ケイコウ)が力強い筆線に加えて、にじみやぼかし
などの技法である

撥墨(ハツボク)自然現象を山水画の画面に取り入れ水墨画法が成立する。

北宋時代に入って李成(リセイ)により淡墨技法が確立する。

なぜ色彩が省かれたか人の手の及ばない撥墨という自然現象を取り入れた宇宙観に
到達し、それが十分な造形言語として機能した。

神の領域に触れていくような墨の存在を通してユートピア的なテーマがさらに絞りこまれて行く
ことにより、明確に神秘的なメッセージが強くなったことが理由です。

顔輝(ガンキ)
ドナルド・キーン[美的感動は瞬時に神を体験するコト]。

郭煕(カクキ)早春図 北宋
繰り返す生命感、三次元的広がり、そして壮大なイメージはまさに地球という形を
借りて宇宙そのものの創世を描いている、ユートピアを表出させることに成功

イマジネーションは時も空間も民族も何もかも超えて美を創造する。

李唐(1050頃)水墨著彩山水画 着色で多彩な表現をつくり出している。

南宋 梁楷(リョウカイ) 雪景山水図 余白の美
雪山を描き、木を描き、点景人物を配する。
余白の正体、それは言うまでもなく「宇宙」ではないでしょうか。
今、私たちがいるこの空間もまた宇宙だ。
余白とは空間であり時間である。
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by 1835-g-onv | 2011-06-28 14:50

芭蕉 去来抄

「去来抄」 くまくま迄謂ひつくすモノにあらず。

余情という問題に触れて、つまり「言う残す」と言うコト。

絵画におきかえると「余白」に通じるイマジネーションを刺激し想像力によって作品は作品の奥の深いところで完成する。

鴨長明 「無名抄」 全部見えているよりもはるかに美しいだろう。
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by 1835-g-onv | 2011-06-28 14:16

もののあわれ

無常観はさらに抽象化されて「もののあわれ」という情緒になりました。

人間の儚さや、悠久の自然の中で移ろいゆくものに美を発見してしまう感性。

モノが朽ち果てていく姿を目にすれば誰でも嘆きます。

弱者へのいたわりとか敗者への涙という情緒を生み出し

日本人が生み出した普遍的価値のうち

最大のものは「もののあわれ」とか自然への

畏怖心、跪く心(ひざまずく)、懐かしさ、

自然への繊細で審美的な感受性といった美しい情緒。
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by 1835-g-onv | 2011-06-25 16:14

加嶋祥造

加島先生は自分の楽しさを人に伝える、
世の中がどうであろうとそれは歴史が証明している。
それは、人間のやっているコトは繰り返しだ。
世の中がどうのこうのとゆうコトよりも、自分がどう
あるべきかが大事で、自分の精神的な豊かさを相手に伝える
それが、世の中を豊かにする。

美とは生命だ命。

花は誰のため咲いているのか
それは、人間の為には咲いていない。
昆虫のため虫のために咲いている、
植物は子孫を残す為に咲いている。

すべての物事に陰と陽がある。
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by 1835-g-onv | 2011-06-13 13:45

アート

アートとは創造力だ 初めてつくるコト。

最初に造り出すこと。

作家はやっていて次回に期待をもたせる
作品でなくてはならない。
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by 1835-g-onv | 2011-06-09 18:43

見えないモノ

画家は見えないモノを描くために全てのエネルギーを使います。

例えば空気感とか雰囲気とか品格とか音、歴史、或いは夢、希望

等々、その何れかを表現するために限りない努力を重ねます。
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by 1835-g-onv | 2011-06-08 15:13

気韻生動

美術作品の普遍的価値とは「気韻生動」である。
気品が生き生きと感じられる作品。
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by 1835-g-onv | 2011-06-08 15:05

華やかな作品

華やかな作品は華やかさに惑やかされるが
寂しい作品の方が内容は深い場合が多い。

色彩は絵画の説明の道具ではなく、それ自体の
表現力によって感情を伝えることができる。

色彩を生かすための「単純化」と言う考え方は、
マティスによって最大の発見。
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by 1835-g-onv | 2011-06-08 15:01

画商と画廊の歴史

18世紀末に画家がアトリエで作品を公開する。
それまでは王侯貴族、教会の注文で制作する。
19世紀に入り芸術創造の絶対的自由を主張した芸術家現れる。
フェルメルは聖ルカ組合所属の美術商であり絵画取引の自由を認められていた「親方」。

ロマン主義以降フランスでは1789年の革命個人の感性と情熱そして自由な精神と奔放な創造力。

近代画商ポール・デュラン・リュエルはミレー、ルソー、シスレー、モネと契約するが
シスレー、モネの作品は売れない。

アンブロワーズ・ヴォラ-ルがセザンヌ、ゴッホの初の個展と回顧展を開催する。
1901年にピカソ1904年マテスの初個展を手掛ける。

ダニエル・ヘンリー・カーンワイラーが誰も目を向けない新人作家をプロデュース
フォーヴィズムのヴラマンク、ドラン、キュビズムのピカソ、レジェ、グリス

20世紀コンセプチュアルアートの巨匠マルセル・デュシャンは親友のブランクシの
彫刻を売って数年間生計を立てていた。

アメリカではアルフレッド・スティーグリッツ 1913年にニューヨークにある兵器庫(アーモリー)
国際モダンニューヨーク・アーモリ・ショーを開催した。
あんなものは芸術ではないヨーロッパの作品がスキャンダルを巻き起こし評判になった。
ボストン、シカゴ、に巡回する。
シカゴ20万人驚異的な観客動員する。
スティーグリッツはカンディスキーの作品即興NO27を550ドルで買う。

第二次世界大戦によってタンギー、ダリ、デュシャン、エルストン、マッソンなど
ヨーロッパのアーティストがアメリカに避難する。
1942年にニューヨークに「今世紀の芸術ギャラリー」をペギー・グッゲンハイムを開く
シュルレアリストのブルトンやエルストンと知り合う。
ポロック、ロバート・マザウェル、マーク・ロスコなどの作家が最初に個展する。

1957年にレオ・カステリがニューヨークにギャラリーを開く翌年にジャスパ・ジョーンズの個展をする。
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by 1835-g-onv | 2011-06-07 17:36